NEC VersaPro VKT13/H-5を仕入れたのですが、SSDの稼働時間が10,000時間を超えており、SSDのストレージも上げたかったので、交換に至りました。
スペックは、下記の通り。
- CPU:Core i5-8200Y 1.30GHz(ターボブースト時 3.90GHz)
- ストレージ:SSDm.2 SATA 256GB
- メモリ8GB(オンボード、スロット無しのため拡張不可)
- 画面サイズ:12.5インチ
- 解像度:フルHD(1,920×1,080ピクセル)
- インターフェイス:USB-A×2、USB-C(電源と共有)、SDカードスロット、イヤホンジャック内蔵カメラ、スピーカー、マイク付き
かなりシンプルーな構成ですが、小型で取り回しがしやすく、サブ機にちょうどいい。
自分的には好きなタイプです。
NEC VersaPro VKT13/H-5の分解とクローンコピー
まずは裏蓋を外していきます。ネジの形状はすべて同じです。
外すときに爪がひっかかっているので、少しを折れるの覚悟でじわじわ力を入れながら外しました。
SSDはバッテリーのすぐ上についています。メモリはオンボードで、増設不可です。
SSDは「Sandisk製」です。
NVMeのSSDへの交換も検討したのですが、このPC、ファンレスで排熱が少し心配だったので、同じSATA SSDで容量を512GBにする方向で決めました。
交換するのは「fanxiang製」のSATA SSD。
中華製の格安SSDですが、同国の他メーカーに比べて安定しており、幅広いメーカーのPCでもちゃんと使える高い互換性があるSSDです。
SSDクローンコピー前の事前準備 – SSDフォーマット
このfanxiangのSSDですが、最初PCで接続した際に認識されませんでした。
(もう何回も同じSSDを使っているので、今では慣れましたが。。)
ディスク(E:)が表示されるはずなのに、表示されない。
最初に故障かな?と思ったのですが、CristalDiskInfoでは認識されていました。
ただEドライブとしての割当ではなく、ただのDiskとしてです。
フォーマットが必要なのはわかっていましたが、どこからフォーマットできるので悩みました。
結論として「ディスクとボリュームの管理」から「初期化」を行うことで、ドライブと認識されました。
初期化を押下すると、「ディスクの初期化」という画面になりますので、「GTP」を選択します。
次の画面で「create simple volume」と「create dev drive」の選択になります。
通常は「create volume simple」を選択します。
両者の違いについて言及しませんが、通常ボリュームの作成は「simple」。開発者向けのボリューム作成は「dev drive」を選択するようです。
これで初期化を実行すると、Eドライブとして認識されるようになりました。
これでようやく、いつものデュプリケーターでクローンコピーが実行できます。
30分ほどでデータコピー完了です。
SSDのボリューム拡張
いつもはコピー完了して終わりなのですが、この状態ではまだ新しいSSDのストレージに未割り当て領域が残っており、512GBのSSDなのに、256GBしか使えない状態になっています。
これ移行するSSDによっては、ちゃんと割り当てした状態になっているのですが、割当られないときもあるんですよね。(このSSDは毎回割り当てられません。)
同じ容量同士のSSDならいいのですが、今回は容量が大きいSSDに移行したので、割当作業を行います。
まず「コンピューターの管理」を開きます。
ディスク0が交換した本PCのSSDです。
この「未割り当て」領域を、左横の(C:)とくっつけます。
「未割り当て」の上で右クリックして、「ボリュームの拡張」をクリックします。
※「ボリュームの拡張」がグレーアウトして押下できない場合は、後述の「パーティションの拡張ができない場合の対応方法」を御覧ください
「ボリュームの拡張ウィザードの開始」という画面が表示されますので「次へ」
未割り当て領域をどのくらい拡張するか(Cと統合するか)のサイズを選択できます。
通常はこのままで「次へ」を押下してください。未割り当て領域を残さずフルフル拡張できます。
これで完了です。
コンピューターの管理を確認すると、未割り当て領域がなくなり、(C:)と統合されていることがわかります。
パーティションの拡張ができない場合の対応方法
「(C:)」と「未割り当て」が隣接していない状態。
例えば「回復パーティション」が間にある場合などは、このままでは拡張できません。
上記の状態では、拡張できません。
この場合は面倒ですが、「AOMEI Partition Assistant」というソフトを使って、パーティションを(C:)の横へ移動させます。
▼AOMEI Partition Assistant
https://www.aomei.jp/partition-manager
パーティションの移動だけなら、無料版で十分です。
やり方は下記を参照してください。
▼AOMEI Partition Assistantでパーティションを移動する方法
https://partition.aomei.jp/help/move-partition.html
交換後のSSD状態確認
CristalDiskInfoでSSDの状態を確認しておきます。
CristalDiskMarkで、SSDの読み書き速度も測ってみました。
SATA SSDなので速度は大して変わりませんが、交換前のSSDと比べると若干もたつきが減った感覚です。
普段使いなら特に問題ないですし、小型PCですので、お子様のオンライン学習用に良いかもしれません。(キーボードも手が小さい女性や子どもに良さそう^^)
今回の「NEC VersaPro VKT13/H-5」はメルカリshopsにて販売していますので、ご興味ある方はぜひご覧ください。