今回仕入れたのは「Let’s note CF-SV7UFKVS」
スペックは、第8世代Core i7-8650U、メモリ16GB(オンボードのため増設不可)、SSD512GB。
SSDはm.2 SATA 512GB(Samsung製)が搭載されていましたが、累積稼働時間が11,000時間を超えており、起動した感じも若干くたびれていた感じでしたので、新品に交換することにしました。
交換するSSDは、「SAMUSUNG 990EVO 1TB」。高性能SSD NVMe です。
※PCの詳細情報は下記のメーカーページで確認ください。
https://news.panasonic.com/jp/press/jn180125-2
Let’s note CF-SV7UFKVSのデータをSSD・NVMeにコピーする準備
SSDをSATA→NVMeへ交換するのは、実は今回が初めてでした。
デュプリケーターを使う場合、SATA→SATA。NVMe→NVMeにはデータのクローンコピーができるのですが、SATA→NVMeやその逆はできません。(私が知る限り)
しかしメーカーの中には、公式で移行ソフトを用意している場合があることを知り、同メーカー、あるいは互換性のあるSSDであれば、これらのソフトでクローンコピー可能とのこと。
まずデータを現在のSSDから新しいSSDに移すため、必要なものは下記二つです。
- データ移行ソフトのインストール
- NVMe対応のUSB外付けケース
データ移行ソフトのインストール
SAMSUNG製SSDだと「Samsung Magician」というソフトを使用します。
以前は、「Samsung Data Migration」というソフトで実現できたようですが、「Samsung Magician」に統合されたようです。
▼Samsung Magicianのダウンロードはこちら(Samsungのサイトに飛びます)
NVMe対応のUSB外付けケース
転送速度が速いUSB Type-Cのものを用意しました。
ORICO M.2 SSD 外付けケース M2 SSD ケース NVMe / SATA 両対応 USB3.2 Gen2接続 10Gbps高速転送 UASP対応 アルミケース ssd m.2 ケース 2230/2242/2260/2280 M key/B+M key SSD対応 M2PVM
Samsung Magicianを使ってデータコピー
インストールした「Samsung Magician」を起動します。
データ移行してしまった後にキャプチャしたもので恐縮ですが、左メニューの「Data Migration」を押下します。
交換する外付けケースに入れたSSDをUSBポートに挿すと、ドライブの選択ができるようになります。
そのままクローンを開始する場合は「スタート」がボタンを押下すると、コピー開始されます。
移行データは55GBほどでしたが、コピー開始から20~30分程度で完了しました。
移行に関して詳しくは下記の記事をご参照ください。(別サイトへ飛びます)
▼SAMSUNG MagicianでSSDにクローンを作成する方法
https://previous-se.com/shanai-se-samsung-magician
Let’s note CF-SV7UFKVSの分解・SSD交換
SSDの交換をします。分解自体はネジを外していくだけですが、ネジの本数はやや多め。
ネジの種類も5種類ありました。
ネジとネジ穴は上記の通りです。
赤と色なしのネジは、PH00。青・黄・緑のネジは、PH1を使います。
中はこんな感じ。メモリはオンボードのみでスロットなし。
このサイズで光学ドライブが付いているんで、結構なウェイトを占めています。
SDカードスロットは右下部分。SIMスロットもあり、この小さいスペースにかなり多機能をぶち込んでいる印象です。
SSDの場所はすぐ確認できたので、早速取り外し。
上がもともと付いていたSSDです。
NVMeは発熱しやすいので、冷却用のサーマルシートを付けました。
こんな感じで取り付け。
ついでにファン周りのホコリも掃除しておきました^^
SSD交換後の性能比較
SSD状態比較、SSD読み書き速度、タスクマネージャーの3つを取り上げます。
SSD状態比較
【SSD交換前】
【SSD交換後】
古いSSDは、使用時間が10,000時間超えでした。
余談ですが、上記Cristarl Diskinfoで一度だけ健康状態が「異常」となっていたSSDを見たことがあります。そのSSDの使用時間は「160,000時間」超えでしたw
18年以上稼働させていた計算になりますが、それでもWindows動いてましたので、よく壊れんなかったなぁと、ある意味レアなものを見れました。
そんな160,000時間からすると、10,000時間なんて全然へっちゃらに思えますが、動作が若干もっさりはしていました。
SATAからNVMeに交換することで、体感でもかなりサクサク動くようになった印象です。
排熱に関しては、サーマルシートのおかげかそれほど熱は上がりませんでした。
(負荷がかかる処理を行うとわかりませんが…)
ただ交換前に比べ、ファンが若干よく回るようになった感覚はあります。
SSD読み書き速度比較
【SSD交換前】
【SSD交換後】
これは当然ながら爆上がりですね。
NVMeに交換だけでなく、ストレージも512GBから1TBに上げています。
SSDはストレージが増えると、内蔵されているキャッシュメモリも増えるので、一時的に保存できるデータ量が増え、処理速度が向上します。(他にも理由はありますが。)
タスクマネージャーの比較
こちらは余談ですが、交換前の状態も一応キャプチャしていたので載せておきます。
【SSD交換前】
【SSD交換後】
CPUの速度が一時的に向上しているのは、ターボブーストがかかっているからですね。
仕様上は「4.20GHz」までは出るようです。第8世代のi7ですが、CPU割と優秀だと思います。
まとめ
SATAからNVMeへのデータ移行作業の手順をまとめると、下記になります。
- 内蔵されているSSDと同メーカーのSSDを用意
- そのメーカーが提供している移行ソフトをインストール
- USB外付けケースで、移行先となるSSDとPCを接続
- ソフトを起動してデータ移行を開始
- データ移行後、SSDを入れ替え。
- 起動・動作確認
ちなみに今回SSD交換したPCは、メルカリshopsで販売しています。
ご興味ある方は、是非覗いてみてください。